料理研究家
佐川進先生の料理塾【男の手料理】
ほうれん草を食べる
「ほうれん草と小エビのソテー
・柚子ドレッシング」
■1人分のカロリー 127Kcal■塩分1.9g
■材料費 約830円
野菜がタップリ食べられて、一皿で和・洋の味が楽しめる、
ボリュームのあるおかず。
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■材料(4人分)
ほうれん草・・1束
えのきだけ・・1袋
カリフラワー・・1/3株
むきえび(小えび)・・150g
塩・こしょう・・各適量
(柚子ドレッシング)
ドレッシング(市販品)
・・・・・・カップ1/3
醤油・・小さじ2
柚子の皮のすりおろしたもの
・・・・・・1/2コ分
柚子の絞り汁・・小さじ2
サラダ油・・適量
(飾り用)
糸がつお・・適量
細切りのり・・適量
作り方
1. ほうれん草1束は塩ゆでにし、すぐ水に取って、水けをきり、4〜5cm長さに切る。
2. えのきだけ1袋は根元を切り、カリフラワー1/3株は小さく分けて塩ゆでにし、ザルに上げておく。
3. むきえび(小えび)150gは背わたを取り洗っておく。
次に柚子トレッシングを作ることにする。
4. ボウルに市販のドレッシングカップ1/3、醤油小さじ2、柚子の皮のすりおろしたもの1/2コ分、 柚子の絞り汁小さじ2を合わせ、よく混ぜる。
5. フライパンを熱してサラダ油をなじませ、むきえびを入れて炒める。 つぎにカリフラワー、ほうれん草、えのきだけを入れて、塩・こしょうで下味をつけ、 先の柚子ドレッシングの中に入れて、全体に混ぜ合わせて和え、十分に味をなじませる。 あと、大皿に盛り、上に糸がつおや細切りのりをのせるとできあがり。
素材について
ほうれん草は一年中出回るが、近年は食生活の変化に伴い、四季を問わず市場に出回っている。 しかし、旬ということであれば、冬である。
ほうれん草を漢字で書くと菠薐草となる。菠薐とはほうれん草の栽培が始まったペルシアのことで、 日本には中国を通って江戸時代に入ったとされている。
一般に市場で売られている品種には葉が細長くて、切り込みが深く、根は赤くて甘みがある東洋種と、 丸葉で肉厚でアクや香りの少ない西洋種がある。
それにこの二つの雑種もある。その他に、生で食べられるサラダ用のほうれん草も人気がある。 選ぶときは茎の下の方から葉が密生していて、葉の面積が広いものほど良品。
また、根の切り口が白くてみずみずしいもので葉の色の濃く、張りのあるものを選ぶとよい。
ほうれん草は早めに使いきるのが一番だが、保存する場合は新聞紙を濡らして包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
安価だから多めに買ったというときは、サッとゆでて冷凍しておくと、いつでも使えて便利である。
栄養的にはビタミンA、C、カルシウム、鉄分などを含み、その含有量は季節によって異なるが冬ものの方が栄養素があり、味もよい。
料理は和風のお浸し、和えもの、洋風にはつけ合わせ、グラタン、スープなど。中国風には炒めものやスープなどに。