作り方 |
1. |
始めに大根おろしカップ3を用意する。おろすのが大変であるが、
この鍋にはこれだけの量が必要なのである(鍋の中を雪に見立てるため。
いろいろな具を口当たりよく食べるためのものでもある)大根おろしは
ザルに入れて軽く水けをきっておく。
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2. |
ズワイガニ(松葉ガニ)殻つき250gは食べやすいように割る。
はまぐり8コは砂出しして、殻の表面もきれいに洗っておく。
厚揚げ4コは一口大に切る。
白菜8枚は食べやすい大きさに切る。
春菊1束は根元を切り落として横半分に切る。
生しいたけ8枚は軸を取り大きいものは2枚にそぎ切る。
まいたけ1パックは根元を切り落とし小房に分ける。
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☆ |
ここまでが下処理であるが鍋料理は具が多い方が食べるときに楽しみである。
この他ちょっと変わったもので、市販の焼おにぎり(小さいもの)4コなども
加えると若い人や子供達にも喜んでもらえる。
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3. |
土鍋に出し汁カップ6、酒大さじ3、みりん大さじ3、淡口醤油大さじ2を
加えて味つけし、煮立ってきたら、白菜、生しいたけ、厚あげ、まいたけ、
はまぐり、カニ、春菊などを入れて煮、あと煮立ったらアクを取り食べる前に
大根おろしを上からのせるように入れる。
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4. |
いただくときは、めいめいに取り分け、好みの薬味(あさつきやねぎ、七味唐辛子)
とポン酢醤油で食べるとよい。
また、焼おにぎりは好きなときに入れ、煮すぎないうちに食べる。
中々、乙な味が楽しめる。
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素材について |
☆ |
野菜の旬を表わす言葉に、春は芽のもの、夏は葉のもの、秋は実のもの、冬は根のものという。
冬の代表的な根の野菜に大根がある。そしてこの時季が一番おいしい。
この大根は煮てよし、漬けてよし、おろしてよし、刺身のけん(つま)、なます、みそ汁、おでん、
ふろふき、切り干し、タクアン漬などさまざまに調理される冬の貴重な野菜である。
日本の大根の種類は100種以上あるといわれるが、市場に出回る品種はさほど多くはない。
首に近い部分が青っぽい緑色なので、青首大根の名があり、これが主流である。
首の部分が地表に出て緑色になる性質を持つ宮重大根の改良種で、やわらかくおろしにしても辛くなく、
煮ても煮くずれしない。他の大根よりも甘みがあるのが特徴で、その万能さが、使い勝手よく好まれている。
この他、地方でも形や大きさの異なるさまざまな品種が作られている。
代表的なところでは、京都の聖護院大根、鹿児島の桜島大根、愛知の方領大根、岐阜の守口大根
(もともとは大阪の守口市が産地)加賀の源助大根などがその他の特産である。
選ぶときは肌が白く、張りのあるもの、葉つきならば、葉がみずみずしいものがよい。また、指で軽く
たたいてみたとき、濁った音がするものは、すが入っていることが多いので避けた方がよい。
保存時は葉を切り落として、根は新聞紙でくるんで、葉はポリ袋に入れて冷蔵すると日持ちする。
栄養的にはビタミンCが豊富。ただし、おろしにする場合は時間とともに減少するので、食べる直前におろすこと。
消化を助けるアミラーゼを豊富に含み、生食する場合は有効である。葉はカロチンも多い。
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