作り方 |
1. |
ワタリガニ3匹は甲羅をはずし、腹ぶたを取るとその下にガニと呼ばれる部分を取り、さらに縦半分に割る。甲羅はきれいに洗っておく。
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2. |
青ねぎ2本は小口切りにし、しょうがは15gは皮をむいて薄切りし、あと細切りにする。
あれば中国パセリ(香菜)適量は葉の部分を摘み取っておく。
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蒸しダレを合わせる。
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3. |
ボウルに酒大さじ3、醤油大さじ4、砂糖大さじ1、ごま油大さじ1、それに豆瓣醤小さじ1/4を入れてよく混ぜておく。
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4. |
次に平たい容器(蒸し器に入るバット)や皿にカニをのせ、その上に青ねぎの小口切りとしょうがの細切りを散らし、
最後に蒸しダレの半量を上から全体にかけ(甲羅も一緒に入れて蒸す)
蒸気のよく上がった蒸し器にカニを入れ、強火で20分くらい蒸すと甲羅全体が赤く色づく。
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5. |
カニが蒸し上がったら、器に盛り、残りのタレをかけ、上に中国パセリを散らすとできあがり。
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「ワタリガニ」 |
☆ |
「ワタリガニ」
ワタリガニのおいしいシーズンである。
カニといえばズワイガニ、毛ガニ、タラバガニなど、大きなカニを思い浮かべるが、本来、
カニのおいしさは20cmほどのワタリガニ(ガザミとも呼ぶ)に代表される。
東京湾、三河湾、伊勢湾、瀬戸内海、有明海などの内湾域で捕れ、最盛期のいまは、
多くは韓国産や中国産のものも多く、捕れたてがその日のうちに空輸され食卓にのぼっている。
このワタリガニ、みそと卵を抱いた冬の雌が非常においしい。
雌雄を判別するときは、腹側を上にして脚と脚の間にある、腹ぶたの形で見分ける。
この腹ぶたが、とがった三角形をしているのは雄、雌の方は幅が広いのですぐに見分けられる。そして子持ちを選ぶこと。
カニは死ぬと身がやせてしまうので、冷凍品以外は生きているものを求めることが条件。
カニがガサガサと動き回っているものがよい。
選ぶときはまず、足がピンとしていること、手で持ったときに脚がだらっとして
ぶらぶらするようでは鮮度はよくない。また甲羅が硬くて透明な感じのものがよい。古くなると全体が黒ずんでしまう。
カニはゆでるより、蒸す方がうまみが逃げない。
料理は殻ごと割ってみそ汁やぶつ切りにして殻ごと煮てもおいしい。また、蒸したものを二杯酢やポン酢で食べてもよい。
その他カニの甲羅蒸し、中国風の香味炒め、カニ玉のくずあんかけなどが楽しめる。
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