料理研究家
佐川進先生の料理塾【男の手料理】
カリフラワーを食べる
「カリフラワーとえびのソテー・柚子ドレ味」
■1人分のカロリー:156Kcal ■塩分:1.6g
■材料費(4人分): 1100円
カリフラワーがたくさん食べられるこの料理は栄養バランスがよく、
若い人から年配の方に広く食べていただけるメニューである。
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■材料(4人分)
カリフラワー・・・1/2株
ほうれん草・・・・1/2束
えのきだけ・・・・1袋
えび(大正えび)・・8尾

(柚子ドレ)
ドレッシング(市販品)・・カップ1/3
醤油・・・・・小さじ2
柚子の皮(すりおろしたもの)・・1/2コ分
柚子の絞り汁・・・小さじ1〜2

塩・こしょう・・・各適量
サラダ油・・・・・適量
作り方
1. カリフラワー1/2株は小房に別けて氷の中に酢と薄く溶いた小麦粉を加えてゆでる。 -
2. ほうれん草1/2束は4〜5cm長さに切る。えのきだけ1袋は根元を切り落とす。 えび8尾は殻をむき、大きいものは半分に切る。
- 柚子ドレッシングを合わせる
3. ボウルにドレッシング(市販のもの)カップ1/3を入れ、醤油小さじ2、柚子の皮 (すりおろしたもの)1/2コ分、柚子の絞り汁小さじ1〜2、塩、こしょう各適量を 加えて、全体を混ぜ合わせておく。
4. 次にフライパンを熱してサラダ油をなじませ、えびを炒め、火が通れば、ほうれん草、 カリフラワー、えのきだけの順に炒め、塩、こしょうで味つけする(炒めるときは強火で 手早く炒めること)
5. 器に炒めたものを盛りつけ、柚子ドレッシングを全体にかけるとできあがり。
「カリフラワー」
「カリフラワー」
カリフラワーは年中出回っているが、特に寒いこの時期のものは質・味ともに優れている。
カリフラワーのことを花やさいと呼ぶが、これは花野菜の意味ではなく、中国名の「花椰菜」が そのまま和名になったと伝えられる。また、別名、花キャベツとも呼ばれている。
直径15cmぐらいで丸くてツボミが固く、身がしまって重みのあるものを選びたい。

色は白からクリームがかったものが甘みがある。茶色のシミがあったり、表面に粉がふいたように なっているものは、古いので避ける方がよい。
料理をするときはカリフラワーの色を生かすことが大切なのでゆで方がポイントになる。 ゆでるときはたっぷりの熱湯の中に1%位の塩と酢を少量入れ、さらに薄く溶いた小麦粉を加えて、 小房にしたカリフラワーを入れて硬めにゆでる。
酢の効用はカリフラワーに含まれる、黄色のフラボノイド色素で、黄色く変色するのを防ぎ、白くゆで上がる。 また、小麦粉を入れるのは味を逃がさないため(表面や肉質の保護のため)と湯の温度を一定にさせて 早くゆで上げる効果がある。

栄養的には動脈硬化の予防や美容に効果のあるビタミンCが多い。

料理にはバターソテー、グラタン、クリーム煮、サラダ、ポタージュ、スープ煮、炒めものや和えもの、 天ぷら、フライなどに。
カリフラワーは主菜として用いても充分に堪えうる素材でもある。