作り方 |
1. |
さわら(上身)320gは食べやすい大きさの一口大にそぎ切り、
焼き豆腐1丁は縦半分に切ってから1cm厚さに切る。
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2. |
しらたき200gは熱湯の中で軽くゆでたあと食べやすい長さに切り、青ねぎ2束と三つ葉2束は
それぞれ4〜5cm長さに切る。
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3. |
にんじん70gは1.5cm幅の4cm長さの短冊切りにし、たけのこ(ゆでたもの)150gは薄切りにする。
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次に割り下を作る
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4. |
鍋に酒・みりん各カップ1/4を入れて煮立て、その中に砂糖大さじ1+1/4、
醤油大さじ3+1/2、出し汁カップ1を入れて再び煮立てるとできあがり。
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5. |
鉄鍋(又は土鍋)に割り下を入れて軽く煮立て、下ごしらえした、さわら、しらたき、焼き豆腐、
にんじん、たけのこを順次入れて煮、味がなじんだら、青ねぎ、三つ葉を加えてサッと煮ていた
だく。
いただくときは溶き卵につけていただくとよい。また好みで粉ざんしょうやレモン汁
を振りかけると味にアクセントが出て楽しめる。
そこで一句
春を呼ぶ さわらの味の いとおしさ
「さわら」 |
☆ |
「さわら」
さわらのしゅんは春先までが美味である。漢字では魚編に春の"鰆"と書き文字通り、春の魚である。
北海道南部から本州の沿岸や沖合にすむ回遊魚で、4、5月になると最盛期になる。
さわらは身が大きいので切り身で売られている場合が多いが、関西では若いもの(小さいもの)を狭腰(さごし)とかさごちと呼んでいる。
サバ科に属するさわらは白身で肉質は軟らかくて、身割れしやすい魚でもある。
さわらの刺身は皿までなめると言われる程おいしいもの。クセがなく、軽い味わいがたまらなく味わい深い。
さわらの切り身を求めるときは皮肌がつやつやとしていて身に弾力があって、背の斑点の鮮やかなものを選ぶとよい。
料理は塩焼きや柚子や木の芽を入れたつけ汁につけ込んで照り焼きにする。その他和風の蒸しものもおいしい。ワインを使った洋風の酒蒸しやムニエルもさわらのうまみを増す一品である。またフライやグラタンなどにも用いられる。
保存する場合は切り身をラップできっちりと包んで冷凍するとよい。またかす漬けやみそ漬けにして保存すると長持ちし、風味も高まる。
栄養的には必須アミノ酸を多く含む良質のたんぱく質。コレステロール値を抑制するDHA(ドコサヘキサエン酸)も含まれる。
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