料理研究家
佐川進先生の料理塾【男の手料理】
あさりを食べる
「スパゲッティ ボンゴレ・ビアンコ<白>」
「スパゲッティ ボンゴレ・ロッソ<赤>」
ボンゴレは「あさり」、ビアンコは白。
トマトソースを加えて赤く仕上げると、
ボンゴレロッソとなる。
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ボンゴレ・ビアンコ<白>
■1人分のカロリー:485Kcal ■塩分:1.5g
■材料費(4人分): 1285円
■材料(4人分)
スパゲッティ(やや細め)・・320g
あさり(殻付き)・・600g
ニンニク・・・2片
赤唐辛子・・・2本
白ワイン・・・カップ1/2
パセリ(みじん切り)・・適量
塩・こしょう・・各適量
オリーブオイル・・大さじ4
ボンゴレ・ロッソ<赤>
■1人分のカロリー:545Kcal ■塩分:2.3g
■材料費(4人分): 1475円
■材料(4人分)
スパゲッティ(やや細め)・・320g
あさり(殻付き)・・・600g
ニンニク・・・・2片
赤唐辛子・・・・2本
白ワイン・・・カップ1/2
パセリ(みじん切り)・・適量
塩・こしょう・・各適量
オリーブオイル・・大さじ4
(トマトソース)
ホールトマト(缶詰)ジュースも含む・・400g
ニンニク(みじん切り)・・1片分
オリーブオイル・・・大さじ3
ボンゴレ・ビアンコ<白>作り方
1. あさり(殻つき)600gは砂をはかせ、殻と殻をこすり合わせてきれいに洗う。 -
2. ニンニク2片は包丁の腹で押しつぶして、中の芯を取り除く。赤唐辛子2本はヘタを切り落とし、種を出す。
3. オリーブオイル大さじ4と、ニンニクと赤唐辛子を入れて、 中火で炒め香りが出たら、あさりと白ワインカップ1/2を入れ、蓋をして強火で蒸し煮にする。
4. あさりの口が開いたら、ゆでたスパゲッティ(やや細めのもの生300g) を加えて手早く和えてなじませ、パセリのみじん切りも加え、塩、 こしょう各適量で味をととのえて仕上げる。
ボンゴレ・ロッソ<赤>作り方
1. あさり(殻つき)600gは砂をはかせ、殻と殻をこすり合わせてきれいに洗う。 -
トマトソースを作る
2. 鍋にオリーブオイルとニンニク(みじん切り)を弱火で焦がさないように炒め、 ニンニクの香りが立ったらトマトをジュースごと加え、中火にしてトマトをつぶし ながら10〜15分ほど煮込んで仕上げる。
3. ニンニク2片は包丁の腹で押しつぶして、中の芯を取り除く。赤唐辛子2本は ヘタを切り落とし、種を出す。
4. オリーブオイル大さじ4と、ニンニクと赤唐辛子を入れて、中火で炒め香りが出たら、 あさりと白ワインカップ1/2を入れ、蓋をして強火で蒸し煮にする。
5. あさりの口が開いたら、ゆでたスパゲッティ(やや細めのもの生300g) を加えて手早く和えてなじませ、トマトソースを入れて全体を和え、塩、 こしょうで味をととのえるとでき上がり。
一口メモ
・スパゲッティはややかためにゆでてソースに入れ、軽く火を入れた状態で和え、 アルデンテ(イタリア語でシュシュした歯ごたえが残るという意味)に仕上げるとよい。
・あさりは塩分があるので塩加減は控えめにすること。
「あさり」
「あさり」
春先は身が肥え、うまみの成分も増すあさりが食べ頃(旬)である。
求めるときは殻の模様がきれいなものを選ぶこと。また、殻が大きく、 左右によくふくれているもの。そして殻がしっかりと閉じていて、 塩水につけると水管を出すもの。特に貝類は生きているものを扱うことが大事である。

下処理をする場合、塩水につけて、十分に砂出ししてから、殻の汚れをきれいに洗い 落とすことが最大のポイントである。

栄養的にはビタミンA、鉄分が豊富。特に鉄分はシジミに次ぐ量の多さである。
貧血に効果がある鉄分とともに悪性貧血に欠かせないビタミンB12は貝類では多い。 また、うまみ成分であるコハク酸はハマグリなどよりも多く含まれている。

料理には殻つきで汁もの、酒蒸し、煮物、和え物、酢の物、佃煮各種、かき揚げ、 雑炊、炒めものなどに。洋風にはワイン蒸し、チャウダー、クリーム煮、ブイヤベース、 スパゲッティなど。