料理研究家
佐川進先生の料理塾【男の手料理】
手作り保存食
「らっきょうの塩漬け」
「らっきょうのみそ漬け」
「らっきょうの甘酢漬け」
■材料費■
らっきょうの塩漬け:650円
らっきょうのみそ漬け:800円
らっきょうの甘酢漬け:1100円
江戸時代はは漬ものや煮物にも使われ
庶民に親しまれた食材であった。
クリック
クリック
※上のイメージ写真をクリックで拡大できます。
■材料■

<らっきょうの塩漬け>
らっきょう(泥つき) 1kg
あら塩 50g


<らっきょうのみそ漬け>
らっきょうの塩漬け 200g
みそ 120g
みりん 大さじ2



<らっきょうの甘酢漬け>
らっきょうの塩漬け 800g
(甘酢)
酢 カップ2
砂糖 100g
みりん カップ1/3
水 カップ1/3
赤唐辛子 2〜3本

作り方
  <らっきょうの塩漬け>
らっきょう(泥つき)1kgは小分けし、水で洗って泥を落とし、流水で少量ずつもみ洗いする。あと表面の薄皮を1つずつはがし、ひげ根を切り、茎はすこし長く残して切り、再び水洗いして盆ザルにあげて水けをきる。このらっきょうを一度軽量し、重量の5%のあら塩でもむようにしてなじませて1日おき再び両端を切り落として形をととのえ、熱湯にサッと通し盆ザルに広げ、表面の水けがなくなるまで、乾かすと塩漬けのできあがり。
-
  <らっきょうのみそ漬け>
◆用意するもの◆
保存容器(耐熱、強化ガラス瓶、陶製入りの容器または保存用のビニール袋)、先のらっきょうの塩漬けを200g用意する。

みそ(少し塩分のきいたものを使うとよい)120gとみりん大さじ2を混ぜ合わせ、先の塩漬けのらっきょうを入れて混ぜ合わせ、保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。

◆食べ頃・保存◆
約1週間で漬け上がり、冷蔵庫で2〜3ヶ月保存できる。
  <らっきょうの甘酢漬け>
◆用意するもの◆
耐熱性のなべ(ホウロウ、ステンレス、またはフッ素樹脂加工)、保存容器(耐熱強化ガラス瓶又は陶製の容器)

鍋に甘酢(酢カップ2、砂糖100g、みりんカップ1/3、赤唐辛子2〜3本)の分量を入れ、中火にかけ、砂糖が溶けたら火から下ろしてさます。保存容器に塩漬けらっきょう800gを入れ、さました甘酢をらっきょうにかぶる程度まで注ぎ、冷暗所か冷蔵庫で保存し、時々容器をゆすり、上側と下側の甘酢の濃さを均一にする。

◆食べ頃・保存◆
約2週間で漬け上がり、1ヶ月後ぐらいからおいしく食べられる。冷暗所か冷蔵庫で約1年間保存できる。更に長く置くと色が褐色になってやわらかくなってくるので早めに食べきるとよい。
「らっきょう」
「らっきょう」
らっきょうの芳香が店頭で漂いはじめると、季節は初夏。
このらっきょうは手作り商品がブームを呼んでいることも幸いして、年々使用量が増加しており、国産のものだけでは追いつかず、中国や台湾からも輸入されて需要がまかなわれている。
ねぎの仲間であるらっきょうは、当初薬用として紹介されたが、これが野菜として利用されだしたのが江戸時代とされている。
当時は漬ものや煮物にも使われ、庶民に親しまれた食材であった。
-