料理研究家
佐川進先生の料理塾【男の手料理】
いわしを食べる
「いわしのカリカリ焼き・ピリ辛ダレ」
■カロリー(1人分) :195kcal ■塩分:1.6g
■材料費(4人分): 約850円
いわしと野菜を組み合わせて、辛味ダレをかけて食べる栄養バランスのよいメニューである。
クリック
※上のイメージ写真をクリックで拡大できます。
■材料(4人分)


いわし(小)……12尾

(下味) 酒 …… 大さじ1
醤油 …… 大さじ1/2
しょうが汁 …… 大さじ1/2

紫玉ねぎ …… 1/2コ
セロリ …… 1/2本
青じそ …… 4枚

(ピリ辛ダレ)
酢 …… 大さじ3
醤油 …… 大さじ2
砂糖 …… 大さじ1/2
赤唐辛子(小口切り) …… 1本分

サラダ油 …… 適量
作り方
1. いわし(小)12尾は手開きにしてから、酒大さじ1、醤油大さじ1/2、しょうが汁大さじ1/2を合わせて下味をつける。 -
2. 紫玉ねぎ1/2コは薄切り、セロリ1/2本は4〜5cm長さの薄切りにし、青じそ4枚は手でちぎっておく。
3. 次にフライパンを熱してサラダ油をなじませ、汁気を軽くふいた先のいわしを入れ、両面とも焦がさないようにカリカリになるように焼いてから、器に盛り、先の野菜も一緒に盛り入れ、ピリ辛ダレ(酢大さじ3、醤油大さじ2、砂糖大さじ1/2、赤唐辛子(小口切りにしたもの)1本分の合わせたもの)をかけ、青じそ4枚を手でちぎってちらすとできあがり。
「いわし」
「いわし」
日本の漁獲量の約40%くらいを占めていた大衆魚・いわしも近年、水揚げ量が激減していると言われる。ハマチや他の魚の養殖魚の飼料になったりして、店頭に出るのはそのうちのわずかで、残りは加工品に利用されている。 今やいわしも貴重品になりつつあると言っても過言ではないかもしれない。 種類はマイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシがご三家。しかし一般にはいわしと言えばマイワシを指す。 いわしのうまさは脂肪量によって変わる。脂肪には組織脂肪と貯蔵脂肪がある。特に秋になると貯蔵脂肪が増して脂がのって、最もおいしくなる。 選ぶときは丸々太って背の青みに光沢のあるもの、体側の斑点が鮮やかなものや目の澄んだものが新鮮。口元から目にかけて赤みの出ているものは古い証拠。 たくさん買って使い切れないときは、頭と内蔵を取り除いて軽く塩をしてラップをかけて冷蔵庫に入れるとよい。できるだけ早く調理すること。 近年、いわしはヘルシーな食品として重宝がられている。血栓症や動脈硬化のどの予防に効果的なE・P・Aやタウリンをたっぷりと含んでいる。 さらにカルシウムや老化予防に役立つ核酸も豊富なことから、いわし料理は若い人の間でも人気がある。 料理には塩焼き、フライ、マリネ、天ぷら、煮物、つくねなどに。

-