作り方 |
1. |
生ズワイガニは胴の部分を2つ割りにし、さらに厚みを半分にそぎ切る。 足は関節のところを切り、裏側の白い部分の殻をそぎ切る。 爪の部分は縦半分に切っておく。
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2. |
ほうらく鍋に松葉を散らして、カニの足と胴を盛り入れ、蓋をして200℃に温めたオーブンに入れて、こんがりと焼き上げる。 (ほうらく鍋がないときはオーブンの天板にカニを並べて焼いてもよい)
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3. |
焼いている間にしょうが酢を作る。鍋にだし汁カップ3/4、砂糖小さじ1、淡口醤油大さじ1と1/2、酢カップ1/2、塩小さじ1/3を入れて軽く煮立て、さましてからしょうが汁を加える。 |
4. |
先のカニが焼き上がったら器に盛り、しょうが酢を添える。
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| ◆オーブンの中で焼きすぎるとカニの水分が抜けて、身が締ってカスカスになってしまうので注意すること。 |
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素材の知識「ズワイガニ」 |
☆ |
「ズワイガニ」
ズワイガニは冬の味覚の最大の一つである。関東・北陸では越前ガニ、関西・山陰では松葉ガニと呼んでいる。
主に雄の脚の身を味わうもので、雌は形が小さくて別種のように見え、北陸では「せいこ」とか「こうばこ」と呼ぶ。身が少なくて値段は雄の10分の1ほどである。しかし雌の卵はおいしい。特に抱卵期の雌は珍重される。
現在、国産品は数が少なく、輸入ものが出回っている。姿のよく似た紅ズワイガニが「ズワイガニ」として売られている。選ぶときは紅ズワイガニは、甲羅が三角形でゆでると真赤になり、足が細くて身が少ない。本来のズワイガニはやや褐色がかかった赤色で、足が太くて身が詰まっている。
また、足の身を取り出してパックしてあるものは、たいてい紅ズワイガニである。
また、甲羅の裏側が黒く変色していたり、足がぐらぐらするものは古い。手に持って、重みのあるものを求めるとよい。
栄養的には高タンパク質で低脂肪。栄養分の代謝をよくするビタミンB1やB2が多い。
料理にはゆでて2杯酢で食べたり、刺身や活きたまま焼く、焼きガニ、鍋物、酢の物、みそ汁にも。栄養価の高いカニのみそや卵巣もうまみが多く珍重される。 |
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