作り方 |
1. |
鍋に分量の砂糖とコンスターチを入れてカップ1/2の牛乳で溶き伸ばす。あと残りの牛乳を温めてから先の鍋に少しずつ加えて伸ばし、牛乳が全部入れば火にかけて底から全体をよく混ぜる。徐々にとろみがついてきたら火を弱めてよく混ぜながら焦がさないようによく混ぜる。十分に火が通ったら、火からおろしてアーモンドエッセンスを加えて香りをつける。
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2. |
次に水でぬらした好みの型に生地を流し入れて冷やし固める。
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3. |
鍋にアプリコットジャムとカップ1/4の水を入れて火にかけ、煮立ってきたらコンスターチ小さじ1を大さじ1の水で溶かしたものを入れて、薄めのトロミをつけ、コアントロー酒を入れて全体を軽く混ぜて冷蔵庫で冷やしておく。 |
4. |
ブラマンジェの生地が固まったら型から取り出し、上からソースをかける。
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■ポイント
・コンスターチには完全に火を通すこと。火通りが不十分であれば、生地の食感が舌にざらついたりする。また消化も悪いので気をつけること。
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■コアントロー酒
オレンジの香味を抽出した天然酒精をベースにし、別にアルコールにビターオレンジの果皮、葉、花などを浸した液をブレンドして風味を加えてから蒸留し、アルコール分40%の製品にしたもの。
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料理の知識「ブラマンジェ」 |
☆ |
ゼラチンを使って作るお菓子は数多くあり、ゼリー、ババロア、ブラマンジェ(フランス風)などで、その3つともが冷たく、つるりとした舌触りがよく似ている。どこが違うかといえば、ゼリーとは(甘いお菓子として考えた場合)一般に種々の果汁に砂糖とゼラチンを加えて作ったものを言う。次にババロアは主な材料に生クリーム、卵、砂糖、牛乳とゼラチンを使っている。また3つ目のブラマンジェは2つの作り方があって、フランス風のものはアーモンドを細かくひいて絞った白い液(アーモンドミルクと呼ばれることもある)と牛乳、砂糖、ゼラチンを使って作る。一方のイギリス風のものはゼラチンを使うデザートとは言えず、コンスターチで固めたものである。これらのデザートはいずれも口当たりの良さが身上なので作るときは丁寧に作ることが大事である。
フランスのルイ王朝時代に生まれたブラマンジェは当時大変栄養のあるデザートとしてもてはやされ、そして人気があった。
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