料理研究家
佐川進先生の料理塾【男の手料理】
お菓子編
「トリュフ二種」(黒・白)

辻学園日本料理主任教授
佐川進先生
■材料費(4人分): 約2000円
※カロリー、塩分表示ナシ!
バレンタインデーに贈る人が多い人気のチョコレートである。

※上のイメージ写真をクリックで拡大できます。
■材料(4人分)
  (黒)
ビターチョコレート(板チョコ) …… 200g
生クリーム …… カップ1/2
ラム酒 …… 大さじ2
コーティング用チョコレート(黒) …… 200g

(白)
ホワイトチョコレート(板チョコ) …… 200g
生クリーム …… カップ1/2
グランマルニエ 大さじ2
コーティング用チョコレート(白) …… 200g
作り方
1. 始めに下準備としてビターチョコレートとホワイトチョコレートは別々に乾いたふきんの上で細かく刻み、ボウルに入れる。そして別々の小鍋に黒と白のコーティング用のチョコレートを入れ、湯せん(指先をつけると熱い50〜60℃のお湯)にかけて溶かしておく。  
2. 次にチョコレートクリームを作る。鍋に生クリームを入れて中火にかけ煮立ったら混ぜながら、
先の黒・白のチョコレートのボウルに等分に加えてよく混ぜ、黒の方にラム酒、白の方にグランマルニエを混ぜ込み、それぞれのボウルの底を氷水にあて、よくかき混ぜながらさます。
3. 次は一定の大きさに絞り出して冷やし固める。絞り出せるくらいの固さになったら、直系1cmの丸い口金をつけた絞り袋に詰め、平面代(バットなど)の上に硫酸紙をのせ、その上にチョコレートを直径3cmぐらい)8〜9gに立体的に絞り出し、そのまま冷蔵庫の中に入れて冷やし固める。あと固まったら、冷やした手(氷水につけて冷やし水気を拭く)でボール状に丸めて形を整える。
4. 次はチョコレートの表面をコーディングする。先に準備した湯せんで溶かしたチョコレートを手のひらに適宜つけてボール状に丸めたチョコレートを一つずつのせて、両手の中で転がすようにして表面にまぶし、硫酸紙の上で固める。
5. 表面が固まったら、フォークにのせて、湯せんにかけたチョコレートの中をくぐらせ、一度フォークの上で余分なチョコレートを落とし、そのまま金網の上にのせる。さらに表面がかたまりかけたらフォークで軽く転がして適宜方向を変えながら小さな角を作って、硫酸紙の上に乗せ、固めて仕上げる。また、ホワイトチョコレートのトリュフも同様にして作る。
  ■作る時のヒント
チョコレートは時間をかけてゆっくりと溶かすと色つやがよくなる。
料理の知識「トリュフ」
バレンタインデーが近づき、今年は一度、手作りのチョコレートを家族と一緒に楽しんでいただきたい。このトリュフチョコレートは高級チョコレートの代名詞として、バレンタインデーに贈る人が多い人気のチョコレートである。生クリームがたっぷり入っているのでコクとまろやかさをじっくりと味わえる、おいしいチョコレートである。