料理研究家
佐川進先生の料理塾【男の手料理】
“お菓子編”
「うぐいすもち」

辻学園日本料理主任教授
佐川進先生
■材料費:550円■
※カロリー、塩分表示はナシ!
白玉粉から作る生地はやわらかくて、上品な口当たりが楽しめる。
[材料][作り方]につきましては、お客様の好みの材料、作り方も考慮して、
目安的に記載してある部分もございますので、ご了承願います。

※上のイメージ写真をクリックで拡大できます。
■材料(4人分)
白玉粉 …… 80g
水 …… 110cc〜120cc
砂糖 …… 70g
こしあん …… 200g
青きな粉 …… 適量
作り方
1. はじめに下準備としてバット(平面皿でもよい)に青きな粉を全体に敷いておく。
こしあんは10等分にしてそれぞれ丸めておく。
2. 次に蒸し床を作る。広口でやや浅めのザルにぬれ布巾をあてがっておく。
3. 次に生地を作る。ボウルに白玉粉を入れ、分量の水を少しずつ加えて、かたまりを手でつぶしながらダマが残らないようにしっかりと溶いておく。
4. 先の蒸し床に生地を静かに流し入れ、蒸気のよく上がった蒸し器に入れて強火で約15分ほど蒸す。水でぬらした鍋に蒸し上げた生地を移し入れ、弱火にかけて木杓子でよく練り混ぜる。
この中に砂糖の1/4量を加えて木杓子でさらによく練り混ぜ、残りの砂糖も2〜3回に分けて加え、その都度よく練り混ぜていき、なめらかでのびのある生地に仕上げる。
5. 次に先の青きな粉のバットの中に、生地をひとまとめにして移し入れ、表面に青きな粉をまぶす。生地が青色になったら熱いうちに10等分にわけておく。
6. 手のひらに青きな粉をうっすらとつけてから、生地をのせ、もう一方の手の指先で押さえて平たく楕円形に伸ばして広げ、その上にあんをのせて、半分に折り、合わせ目を親指と人差し指でしっかりとつまんで口を閉じ、とじ目を下にしてバットの中に戻し、両端の下の方をキュッとつまんで形をととのえ、最後に上から茶こしを通して青きな粉をふりかけて仕上げる。
このお菓子を作る時のヒント
  ・青きな粉(青大豆を炒って粉にしたもの)ではなく普通のきな粉をりようしても香ばしさがあっておいしくいただける。
  ・白玉粉を溶くときは、分量の水を一度に加えてしまうと溶きにくいだけでなく、最後までダマが残りやすいので気をつけること。
料理の知識「うぐいすもち」
もうすぐ春。待ち遠しい春到来とうぐいすに似せた美しい黄緑色の餅菓子で、白玉粉から作る生地はやわらかくて、上品な口当たりが楽しめる。